天気がいいので ブナの森を歩く

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かろうじて枝の先についていたのかブナの葉は、風とともにゆらゆらと地面に落ちてきた。色を失った黄葉のブナはチョコ色に変わって落葉し自分を生み出した親の足元に寄り添って眠るのかもしれない。あの春の生まれたての柔らかかった新葉は、手で触れてみると、まるで骨のように固くパリパリと音をたて崩れた。ああ最期なのだ。

ブナの森を歩いていて何日か前の親戚の葬儀のことが思い浮かんだ。大正生まれのおばあちゃんで物も何もないが、のどかな戦前に暮らし、豊かに物があふれ、めまぐるしい戦後を生き病気を併発してついに目を落とした。献花になって故人のご冥福を祈ろうと棺のそばによるとその中で、穏やかに眠っているようだった。
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親族とともに斎場に行くことになった。しばらくすると台車の上に火葬された骨だけの故人があらわれ喪主と兄弟で骨を拾う渡し箸の光景に涙がでできた。足元から順に骨を拾い頭部の骨を拾った時にパリッと音が聞こえるとまた涙が出てきた。すべてきれいに骨壺におさまり、ああ・・・人の最期なのかっと考えさせられた。
喪主から四十九日の案内が届いた。納骨にはあらためて故人のご冥福を祈ろう。
野趣あふれるツルウメモドキ
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寄り添う木々がないと生きていけないツルウメモドキ
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ムラサキシキブの実
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この時季は空気も乾燥して汗もそうかかないし、天気もいいし、登山道も落ち葉で積み重なっていてもサラサラとして歩きやすい。つまり山歩き日和なのだ。
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ハウチワカエデ
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山頂の標柱の文字が色褪せている 今度マジックでも持ってきて わかりやすくしよう
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色づいたしろ池も今が見頃 あと10日もするとミゾレが落ちてくる 後れを取った葉は 色づかないまま風で落葉するだろう 身に着けている服を剥ぎるられるように
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ブナの森で休んでいると、老夫婦が歩いてきた。 元気な後期高齢者だ。何十年もの間苦楽を共にした関係がすぐわかった。 
大きな声で奥さんにむかって 「よし ここで 5分休憩するぞ」 即 「はい」 と答える奥さん  じいさんがベンチに座ったのをみて傍に寄り添う ちょっと強気で短気っぽいじいさん(見た目で判断しないほうがいい)だが それが阿吽の呼吸やらで 仲睦まじい いまにも じいさん言いだしそう・・・「お前 百まで わしゃ九十九まで」・・・。

昨晩、西の空にほのかな三日月と横に輝く金星が並んで見えた。
大きく光る金星がじいさんで、いまにも雲で消えそうな三日月がばあさんのようかも・・・。しかしお互いに照らしあって惹きつけあっている。 

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