アカシデが咲く森 カタクリの道

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カタクリの道を歩いていると、日陰になった谷部分に土の混じった残雪がかろうじて小さくあった。考えてみれば、あの厳冬期の針で刺すような痛い冬は呆気なく終わりを告げていた。
春眠暁を・・・で、あくびが出てくる春なのだ。桜がひらひら舞い散る日には、家の周りの雑草が野放図に元気。西洋タンポポやらハコベのようなミミナグサなど帰化植物が元気に咲いてきた。そこで雪融けすぐの純国産の山野草のカタクリやイカリソウを見るために1時間ばかり山を歩いた。カタクリが咲き誇る緩斜面に古木のアカシデが根こそぎ、という形で倒れている。それでもわずかな根と幹で溜めた水で・・・かんざしに似た赤褐色の花を、最期の遺産とばかりに目一杯に咲かせていた。どう見ても倒れる風には思えないのに、悲痛な冬の現実はある。森の傷跡になった。
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強い物が生き残るとは言えないようで、環境に適し進化したものが生き残る(TVのCM)
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咲き方に順番があって下斜面の今日は前期。20日くらいになると後期で上斜面で咲き出すだろう。そのとき下半分は枯れ始め種になる。
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イカリソウ
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タムシバ
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ダンコウバイ
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キジムシロ
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毎年カタクリと再会する。年に一度。一年ぶりに「おう!久しぶり また会ったね」と懐かしさに声をかけてもいいが、懐かしさではない。楚々としたカタクリの短い意志的な生き方に感動するので、「やぁー 色艶いいね」と君の眩しさに声をかける。

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