葉を落とし始めた しろ池の森と戸倉山

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少し前までふさふさな髪の毛のように風になびかせていたブナの葉が落ち始め、晩秋の匂いを空気の中に漂わせながら地面に溶けていく。葉を落とすのも老木からのようだ。一枚一枚と葉裏を見せながら生んでくれた母親に寄り添うように近く舞い落ちた。葉を落とすのも高齢者からのようで、次世代に後を譲るのだろう。
葉のない樹木は裸も同然に思える。いままで何万枚もの数を贅沢品か装飾品かのように身につけていたが、決して飾りではなく森の生態空間にとって多くの葉は生活必需品だったのだ。
それでもまだ秋の彩りを残してくれているヤマボウシの紅葉が鮮やかだ。
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見事な色をまとったり紅葉しきれなかったヤマモミジがあったり明るい黄葉のまま秋を過ごすカエデがあったりで、不思議な自然がおもしろい。
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実の豊作年でもそう多くは結実できない若齢期の多いブナの森を歩く。葉を落としたその森に少しの風がそよぐと首から襟元がひんやりとして心地いい。開けっぴろげで裸同然の森は、ここでいること自体がある意味マッサージ・セラピスト 精神心理科医師になる。
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ブナの冬芽を見ると、我が家の軒先に植樹したハナミズキが頭に浮かぶ。まだ濃い赤色した葉をつけ今度の春を待つ小さな花芽をつけている。冬を越し春を待っているとは用意周到だ。俺も植物にならって将来とか未来の展望はないが、何ができるか明日を探すのだ。この風の方向があさっての方向なのだ!?
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