ブナの森で マンサクが咲いていた

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紐のようなラーメンのちぢれ麺のような黄色い花弁を揺らせて、マンサクが咲いた。
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なんだかんだと言っても厳しい冬も、あっけなくも終わりを告げそうだ。あたたかい彼岸がきたし日が長くなり三寒四温を感じさせてくれている。しかし明日あたりから2,3日天気が雪マークになっている。山沿いは雪かもしれない。彼岸過ぎの雪は戻り雪と言うし、なごり雪とも言う。
天気がいい・・・と言うことで踏み跡のない無垢の白い雪をジハードしながら山を歩こう。スースー、ハーのマラソン呼吸の仕方でだ。
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無垢の白い雪に映えるブナの影を視線に残しながら。今日は送電線の下でも歩くか。
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自然の中に送電線を繫ぐ鉄塔がはるか遠くまで続く光景はいびつさを含んだ、ある意味シュールなのだ。過去からの続いた情景と現在の時間の流れが同居して未来を無感動にする。
この地にも匿名の動物たちが人知れず、こっそりと音もなく雪を踏みしめているのだろう。キツネとノウサギとオレの足跡だけ。鉄塔を三基ほど歩いたらマラソンの呼吸法では追い付かず、肺からの吐く息が唇にカサブタまで作らせた。新鮮な空気なのに鼻腔が故障してるようだ。でも体まで破綻していない。
タムシバの花芽で休憩しよう。
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急斜面に遭遇した。たいした回り道もないし、ジグザグ蛇行して難なくすぎた、と油断したら次の右足を出す前に脳と体のバランスが崩壊して斜面を転がる羽目になった。あたりを見回しても誰も見ていない。ほっとしたが一気に額から汗がふきだした。ただ笑うしかない。ホフク前進してジハードでもするか。ドラスティックに・・・ヤナギのほころんできた綿毛のところまで。
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滲み出た汗が首筋をつたっていた。こんな時、スキヤキでビールが飲みたい、と思っても心の隅に沈めるしかないとは可哀そう、なのだ。こころを鬼にしてオニグルミの冬芽で見るか。
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春が待ち遠しいのではない。景色の変化だ。冬枯れたフルヌードの頑強な幹だけの森を見飽きたのだ。そろそろ柔らかい産毛のまとわりついた出来立ての新葉の森を見たい。草本でなく、それも黄緑色した広葉樹の葉だ。

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